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2023年11月21日 (火)

一般財団法人浩志会

11月7日に標記団体(官民の人材の資質向上と相互理解の促進を図る官民交流会組織)の研究会員勉強会で講演をいたしました。

私自身も、その昔、研究会員だったのですが、今の若いメンバーははるかにまじめに研究テーマ(=今年は『「個」の時代に「公」を育むには』という難しいものでした)に取り組んでいるという印象を受けました。

講演の内容としては、東日本大震災当時の宮城県警による各種活動をご紹介する「定番」メニューに加え、先日小欄でご紹介したNPO法人災害時警友活動支援ネットワークの設立の狙い等にも触れました。

幸い、若干のインパクトを与えることができたようで、「非常に心に沁みる話が多かった」、「当時の辛い記憶を思い出したが、記憶を呼び起こすことも『次のための教訓』と感じた」といったご感想をいただきました。

また、講演終了後に、「組織として「公」の役割を果たすときに、メンバーの自己犠牲(我慢)を強いることは許されるのか、本人が納得していればそれでよいのか(例えば、大震災のときに、家族が死傷したり自宅が損壊したりしていても、業務に従事させるのは、はたして妥当なのか)」という非常に厳しいご質問(ご指摘)も頂戴しました。正直、答えには全くなっていないのですが、「自己犠牲の極致状況で頑張っている職員に対し、せめて、制度の許す範囲内で、最大の金銭的補填を事後的に行うよう努めた」旨の回答をしました。

東日本大震災のような極端非常時における、しかも警察のような特殊組織の状況から、「個」と「公」の均衡点を見出すのは逆に極めて難しいと思いますが、改めて、当時の組織管理者として至らない点ばかりだった(あそこまでの自己犠牲を強いずに済むような手立てを講じることができなかった)ことを痛感いたしました。

そういう意味でも、逆に本会から貴重な機会をいただいた思いです。誠にありがとうございました。

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