標記の名前のNPO法人を仲間の皆様と共に設立いたしました!英語名はSupporting Network for Police Veterans/Fellows Voluntary Activities against Disaster(略称SuNPoD)です。
ホームページ(会員Kさんの苦心の産物)のURLは下記になります。ご覧いただけると嬉しい限りです!
https://www.sunpod2023.com/
12年前の東日本大震災の際、一部の県警OBから、無償で作業を手伝いたいという非常にありがたいお申し出がありました。しかし、津波警報・注意報がまだ出る現場は潜在的にかなり危険で、何の身分保障等もないまま、いきなりお手伝いいただくわけにはいかないということになり、断念せざるを得ませんでした。
そういう経緯もあって、いつか警察OBの知見・経験を災害現場で活用するような枠組みを作りたい。こういう野望を抱いておりました。今回、仲間の皆様の絶大なるご協力により、ようやくNPO法人格を得たところです(登記手続終了により9月13日成立)。
設立趣旨書にもある通り、このNPO法人は、「災害時の警察活動及びこれに関連して様々な主体が行う災害対処活動(以下単に「災害時警察活動」という。)並びに災害時警察活動に対して警察OBをはじめとする民間有志(以下「警友」という。)が自主的に支援する活動(以下「災害時警友活動」という。)に関する調査研究や、災害時警友活動の実施・普及啓発、災害時警察活動及び災害時警友活動の協働に関する提案・発信等の事業を行うことにより、災害時警察活動の効果的な実施と社会全体の災害対応力の向上に貢献すること」を目指す非営利組織です。NPO法人になれば、災害時警友活動の実施のために必要となり得る災害対応関係機関との協定の締結主体になることができると考えております。
また、ホームページの代表理事挨拶の部分で、次のように記しました。
(略)10万人単位の人的被害が見込まれる南海トラフ巨大地震や日本海溝・千島海溝沿い巨大地震の発生時に、同様の事態が生じないと言えるでしょうか。東日本大震災時のような混乱を避けるためには、当時を経験した警察OB等の関係者の知見をもっと活用すべきではないでしょうか。このほか、大規模・長期の応援部隊派遣を受け入れる際のロジ機能(宿泊や飲食物の手配等)も、多忙な現役警察職員に対して、経験豊富な警察OB等がもっと支援できる領域と考えています。
警察OB等の民間有志の中には、このような現状を憂い、災害時の警察活動及びこれに関連して様々な主体が行う災害対処活動に対し、「共助」の視点で貢献したいと願う者も多いところであり、まさに、そういう同志が今回結集し、「災害時警友活動支援ネットワーク」というNPO法人を設立するに至ったのです。
我々は、今の各種災害対策の中で、検討・準備が不十分かもしれない分野を見出し、そこに警察OB等の「警友」の知識・経験を投入して、我が国の災害対策水準の更なる向上に貢献したいという野望を抱いています。本年、令和5年(2023年)は、関東大震災100年、日本海中部地震40年、北海道南西沖地震30年の節目に当たります。我々の活動をスタートさせるに当たり、これ以上の年はありません。
皆様、ぜひ我々にお力をお貸しください!共に災害対策の新展開を目指しましょう!被災者のために!
まだ生まれたての「よちよち歩き」の法人で、人的基盤・財務基盤の確立を含め、すべてはこれからが勝負になります。具体的な事業内容としても、現役側が必要とする活動類型(ニーズ)と、OB側が提供できる支援活動類型(シーズ)との間のマッチングを含め、まずは調査研究から徐々に始めることになると思われます。その過程で、災害時警友活動の実施・普及啓発等も行ってまいりたいと考えております(「実施」は、災害発生時というより、当面は訓練機会に現場に赴くことを想定しております)。
小欄をお読みいただいて、もし当法人にご関心を持っていただけましたら、ぜひ下記宛にお問い合わせください!よろしくお願い申し上げます。
E-mail: take292145@gmail.com