2024年4月 5日 (金)

3月25日の講演会開催御礼

多くの皆様のご参加をいただきました。ありがとうございました。翌26日の読売新聞(地域版)に、開催状況が掲載されました。

ご参加・ご協力いただいた皆様(特に自治体向けご案内を出していただいた日本防火・危機管理促進協会様)に、改めて厚く御礼申し上げます。

下記出席者数は、なお精査中であるため、暫定的なものです。

リアル出席約50名(うち会員等約20名、警察関係者約15名、医師・歯科医師・研究者約10名)、オンライン参加約160名(うち会員等約20名、警察関係者約70名、自治体関係者約40名、医師・歯科医師・研究者約20名)、合計約210名でした。

代表理事としての私の挨拶は、概要次の通りでした。今後は、この成果を次のステップにつなげられるように、更に努力します。

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本日は、警察政策学会様の後援を得て、講演会「大規模災害時における多数遺体の検視・身元確認・検案の課題~誰がいつ何をすべきか、何をしておくべきか~」を私共で開催致しましたところ、会場・オンライン合わせて約200名のご参加をいただきました。心より厚く御礼申し上げます。

昨年秋に活動を開始した我々のNPOとしては、初めての一般公開であり、今回は、警察関係者はもちろん、法医・歯科医の先生方、更には自治体の危機管理、環境衛生等ご担当にもご案内させていただきました。このご案内プロセス自体が、試行錯誤でしたが、幸い、関係機関の絶大なご協力を得ることができました。この場をお借りして、開催にご協力いただいたすべての皆様に、衷心より感謝を申し上げます。

お陰様で、かなり特殊なテーマであるにもかかわらず、当初想定以上のお申込みをいただきました。(登録段階ですが、警察庁と41都道府県警察の現役警察職員が少なくとも約70人、法医・歯科医の先生方が約20人、自治体関係者が約40人です。)本当にありがとうございました。

さて、東日本大震災から 13 年が経過しましたが、同様に膨大な数の方が亡くなる大災害、すなわち例えば南海トラフ、千島海溝日本海溝、首都直下等の大災害が懸念される中、いざ発災となった時、多数遺体の検視・身元確認・検案の領域で、自治体、警察、医師、歯科医師等の関係機関同士の連携はスムーズに進むでしょうか。発生を前提として、誰がいつ何をすべきか、何をしておくべきか、に思いを致すと、まだまだ課題が多いと認識しております。

本日は、基調講演を 科学警察研究所長・福永龍繁(ふくながたつしげ)先生、ご発表を日本法医病理学会理事長・近藤稔和(こんどうとしかず)先生と、日本歯科医師会災害時対策・警察歯科総合検討会議委員長・工藤祐光くどうゆうこう)先生にお願いしました。休憩を挟んだ後半は、サンポッドの顧問・会員3名によるコメント、更に講演者を含む計6名によるパネルディスカッションを予定しております。

私としては、この講演会を機に、多機関連携を中心として、関係者によるご議論・ご準備が一層深まること、更には大変僭越ですが、その過程で私共のNPOが訓練等でお手伝いさせていただける事例が生まれることを切に望んでおります。

結びに、講師の先生方をはじめ、本日ご参加・ご協力いただいたすべての方々に改めて厚く御礼を申し上げて、開会の辞とさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2024年3月16日 (土)

3月25日(月)一般向け講演会のご案内

弊法人HPに下記講演会のご案内をしております。

https://www.sunpod2023.com/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E6%A6%82%E8%A6%81/%E3%80%87-%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/

講演会大規模災害時における多数遺体の検視・身元確認・検案の課題~誰がいつ何をすべきか、何をしておくべきか~会場又はオンライン参加、いずれも無料

主催:NPO法人災害時警友活動支援ネットワーク  後援:警察政策学会

日時:令和6325日(月)1330-1645

会場:港区新橋1-18-21 第一日比谷ビル8F新橋ビジネスフォーラムセミナールーム

構成:

13:30 挨拶 竹内直人・サンポッド代表理事(5分)

13:35 基調講演 福永龍繁・科学警察研究所長(50分)

14:25 発表① 近藤稔和・日本法医病理学会理事長(20分)

14:45 発表② 工藤祐光・日本歯科医師会災害時対策・警察歯科総合検討会議委員長(20分)

15:05 休憩(10分)

15:15 コメンテーターによるコメント ①金髙雅仁・サンポッド顧問(警察庁OB) ②西野悟・サンポッド会員(岩手県警OB) ③石田光男・サンポッド会員(警視庁OB)(各10分)

15:45 パネルディスカッション(60分;パネリストは上記太字6名 モデレーターは代表理事)

16:45 終了                 参考:サンポッドHP https://www.sunpod2023.com/ 

お申込みは、右記宛のメールで承ります。 Email: take292145@gmail.com

  • 会場参加の場合 →席数に限りがありますので、お申込み順にお受けします。
  • オンライン参加の場合 →後日、URLを送付します。

お申込みの締切りは、3月20日(水)24時とさせていただきます

 

よろしくお願いします!

13年目の3.11

平成23年(2011年)311日。東日本大震災の発生。そして、その後の長い、長い苦闘の日々。あの当時は、組織一丸となって、最善を尽くしたつもりでした。しかし、後から思えば、ああすべきだった、こうできたかもしれない。いまだに、このような悔恨に似た思いを拭い去ることができません。その最たるものが、14名もの宮城県警察職員が殉職したことです。ここに、改めて、謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第です。彼らを含め、万余の方々が、尊い命を落とした。心からお悔やみを申し上げます。

あれから13年になりました。13回忌は昨年だったが、今年の88日は99回目の四十九日に、1116日は「五千日法要」(注:通常はそういう法要はない)の日に当たります。供養のための日数計算なので、我田引水の極みだが、こじつけであっても、これからも、節目意識を持ちつつ故人をしのぶ年にしたいと思います。

2015年の退官後、「警察謝恩伝道士」と称して、30以上の都道府県警察に赴き、講演の形で、あの時痛感した苦い教訓をお伝えしてきました。あの筆舌に尽くしがたい現場の苦労を無駄にせず、次の大災害への対応につなげるにはどうすればいいか。自分なりに痛感した教訓を語ることで、お世話になった全国警察の皆様にご恩返ししたい。手前味噌ながら、これは一種の使命である。そのような思いで、各都道府県警察だけでなく、一般の皆様に対する講演も含めて、「語り部」活動を行ってきました。そして、2年くらい前からは、講演だけではなく、実際の災害対応に貢献できる行動に結び付け、社会実装にまで高めたいと感じるようになりました。特に、一昨年秋に退官した櫻澤健一氏に対する慰労の席で、大震災の思い出話を語り合ううち、強く社会実装を意識するに至りました。その後、先輩を含む多くの仲間にお声がけした結果、関東大震災100年の節目に当たる昨年9月に、当NPO法人(サンポッド)の設立に至ったところです。

今年の3.11は、サンポッド代表理事として初めて迎えることになったのですが、その意味では、特別に意義深い感があります。皆様の絶大なる支援の下で、サンポッドを始めた以上、もはや後戻りはできません。3.11を機に、自分自身を更に叱咤激励しつつ、特別な「鎮魂の日」というだけでなく、日本警察の、更には日本社会全体の災害対策の水準向上に微々たる形ででも貢献していくことを誓う日にしたつもりです

例えば、災害時の警察活動には、自治体の活動と密接な関連を有するものも多いが、残念ながら、警察と自治体の連携は、まだ十分とはいえない面も見られます。自治体の役割とされる遺体安置所の設置・運営、遺族対応や、行方不明者情報の収集・公表等は、警察が行う捜索、検視・身元確認等と極めて密接な関連があり、13年前の宮城県警は、本来、市町村がやるべきところも含め、先回りして、試行錯誤で実施しました。こういった領域では、大災害対応を経験した警察OBの知見を活用できるのではないでしょうか。その際、警察OBたるサンポッド会員を自治体側に派遣するという選択肢(警察と市町村のリエゾン役)もあり得るのではないでしょうか。このほか、大規模・長期の応援部隊派遣を受け入れる際のロジ機能も、多忙な現役警察職員に対して、経験豊富な警察OBがもっと支援できる領域と思われます。

我々は、各種災害対策の中で、以上のような形態のように、あるいは検討・準備がまだ不十分かもしれない分野を見出し、そこに警察OB等の「警友」の知識・経験を投入して、我が国の災害対策水準の更なる向上に貢献したいと考えます。そのために、機会があれば、大災害を見据えた訓練(特に自治体と連携して行う訓練)や勉強会の際に、サンポッド会員である警察OB専門家を派遣したいと願っています。また、どういう領域の活動において、現役側のニーズと警察OB側のシーズがマッチするか、調査研究も行う予定です。その一環として、現役の皆様のご協力の下、災害対応に従事した経験のある職員に対するインタビューも計画・実施していきたいと思っています。牽強付会ではありますが、サンポッドの事業を実施・継続・拡充することが、大震災でなくなった方々への一種の供養につながると信じています。

一方、サンポッドの人的基盤・財務基盤は、まだ十分ではありません。1月の能登半島地震の際も、一部マスコミから会員専門家を派遣したかどうか、問い合わせを受けたが、とてもまだ具体的な活動を展開できる段階には達していません。今後、OBを含めた全国警察の支援を受けながら、事業展開を本格化させていきたいと考えていますので、皆様、ぜひ我々にお力をお貸しください!

結びに、東日本大震災や各種災害で被災された全ての方々に対し、改めて、心よりお見舞い申し上げますとともに、今後は、各種被害の頻度や程度が、いくらかなりとも軽少となることを心の底から願いつつ、雑文の締めとさせていただきます。お読みいただいたことに謹んで感謝申し上げます。

2024年2月13日 (火)

いろは川柳「ふ」:「不条理な心の闇に気をつけよう」

いろは川柳「ふ」:「不条理な心の闇に気をつけよう」

解説「ふ」

人は、本来不条理な存在であると言ってもいいかもしれません。特に、警察は、犯罪者等の理不尽な行動に接する機会も多く、人の不条理さについて、深く考えざるを得ない面があります。人間誰しも、多かれ少なかれ、不条理な心の闇を抱えていると思います。その事実を認めつつも、これに抵抗し、正義の実現に努力することが大事ではないでしょうか。

参考:「生きるとは不条理を生かすこと。不条理を生かすとは何よりも不条理を見つめること」(A.カミュ)。「心の闇など誰にでもある」(さだまさし)

いろは川柳「け」:「健康こそ すべてに勝る宝なり」

いろは川柳「け」:「健康こそ すべてに勝る宝なり」

 

解説「け」

心身の健康は幸せの条件です。しかし、例えば、運動習慣がある職員は、残念ながら、多数派ではないようです。また、ストレスの影響からか、飲酒や喫煙を習慣にする職員も多く、過度の飲酒等で身体を壊す例も目立ちます。組織による健康管理も大事ですが、結局は、個人の問題に帰着します。

参考:「第一の富は、健康である」(R.W.エマーソン)。「最良の医者は、日光、水、休養、空気、運動と食事である」(W.フィールズ)。「健康は目的ではなく、自分の一生をなるべく有益に生かす為に健康を大事にするのだ」(武者小路実篤)

2024年1月30日 (火)

いわゆる火事場泥棒に関する流言・デマ

能登半島地震に関して、いくつかの取材を受けました。

そのうちの一つが、毎日新聞の1月25日夕刊2面の記事になりました。現在は、同紙のネット無料公開版で、2回に分けて掲載されています(下記タイトルは、紙面とは微妙に違っています)。

不安あおる「震災デマ」 東日本大震災、宮城県警は打ち消しに動いた

https://mainichi.jp/articles/20240126/k00/00m/040/047000c

https://mainichi.jp/articles/20240126/k00/00m/040/081000c

取材を受けたのは、ジャカルタ勤務時代の旧知・井田さんでした。ご縁を感じました。

さて、その内容ですが、非常によくまとめていただいていて、感服しました(さりげなくインドネシアとつなげるあたりは相当の工夫!)。最後の「社会全体のリテラシーをいかに高めるか。僭越(せんえつ)ですが、メディアの方から繰り返し伝えていただくことも大事」はまさに我が意を得たりの思いです。

他方、「能登半島地震では、当初から「外国人盗賊団」などのデマがインターネット上で拡散された」とのことで、非常に残念です。愉快犯というべきか、最初は誰かが面白半分にSNS等に書き込むわけでしょうが、記事の中にもある通り、悪影響は甚大です。13年前の東日本大震災当時、今回の見出しにある通り、宮城県警はまさに「打ち消し」に動きました。この辺りは、小欄2022年9月1日「防災の日」もご覧いただければ、幸いです。しかし、噂の広がりを止めきるところまでには行かず、悔しい思いもしました。

今回の地震の流言・デマを教訓として、ぜひぜひ、社会全体の抗「デマ」力が高まることを強く期待する次第です。また、実際に発生している犯罪については、当然ながら、警察は可能な限り捜査を行い、かつ、発生抑止のためのパトロール強化等を行うべきであることは、言を俟ちません。

ちなみに今回の毎日新聞は、下記のように、我々のNPOについても触れてくれました。ありがたいことです。

昨年、竹内さんは、大規模災害に際して、警察や自治体を支えることを目的とするNPO法人「災害時警友活動支援ネットワーク」を設立した。竹内さんのほか、元警視総監や警察庁の局長経験者ら警察OBが参加する。

 

2024年1月 5日 (金)

能登半島地震

元旦夕刻の標記地震により被災された方々に、衷心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。

被害概要がつまびらかになるにつれ、いろいろ思うところもあります。(例えば、安否不明者の氏名等リストや、死者名の公開については、そのタイミング、リスト作成方法、発表主体等の在り方が改めて問われるのかもしれない、とも感じます。)

今回の地震は、都内におりましたが、実際の震度以上に横揺れ幅のある嫌なタイプの地震だと直感しました。これは津波を引き起こす可能性の高い地震だ! 13年前の東日本大震災の時を思い出し、津波の程度が大きくならないことを祈りながら、NHKニュース映像を見つめた次第です。

その後、津波の実態はもちろんですが、膨大な数の家屋の倒壊や、火災、土砂崩れ等の惨状が明らかになり、アクセス道路が限られる半島部という地理的な条件もあいまって、非常に大きな被害になってしまっていることに心を痛めております。倒壊家屋の下敷きになりながら、救助を待っていた方々のことを思うと、まさに言葉もありません。

設立したばかりのNPO法人災害時警友活動支援ネットワークは、残念ながら、今回の地震に対して、全く何もできておりません。このことにも、個人的には無念の思いでいっぱいですが、準備が整わない間は軽挙妄動できないので、自重するしかありません。

今回の地震から得られる教訓を今後にどう生かすのか。

これは、政府をはじめとする関係者全体の課題だと思います。

我々のNPO法人としても、せめてその思いだけは共有したい。強くそう思う次第です。

 

2023年12月 7日 (木)

設立記念講演会(SuNPoD)

 10月13日の小欄でご紹介したNPO法人災害時警友活動支援ネットワークですが、その後、1127日(月)に都内で設立記念講演会を開催しました(1330分から1640分;@中央区立京橋プラザ区民館)。

 多数の皆様にご出席・ご協力いただき、誠にありがとうございました。お陰様で「旗揚げ公演」を無事開催できた形となり、少しホッとしております。

 構成は、代表理事挨拶、ゲスト講演(警察庁の災害対策室長及び検視指導室長)、セッション1(検視・身元確認の課題)、セッション2(ロジ支援の課題)、ディスカッションという形で、宮城・岩手等からのオンライン参加を交えたハイブリッド方式としました。

 出席者は、リアル30名+オンライン10名の合計40名で、うち報道機関(会場の都合で、ご縁のあった方に限ってご案内を出しました)が9名でした。

 幸い、下記のようにニュース/記事となった(記載は順不同)こともあって、「当法人の社会的知名度を向上させるとともに、災害時警友活動の普及啓発とその従事者としての警友の勧誘を図り、将来的な災害時警友活動の実施のための方途につなげようとする」との開催趣旨は十分全うされたと思います。

 他方、具体的な事業展開は、まだまだこれからであり、万が一にも「打上げ花火だけで終わり」とはならないよう、関係者の総意のもと、一歩一歩、進めてまいります。

 正直申せば、自転車操業的に自らを追い込んでいかないと、中途挫折しかねないので、お読みいただいている皆様からの叱咤激励も頂戴しながら、試行錯誤で方途を模索したいと思っています。

 

〇NHKニュース(全国版、首都圏版)「災害時の警察活動を支援 警察OBによるNPO法人設立」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231127/k10014270351000.html

〇朝日新聞(宮城県版、デジタル版)「「検視人員、場所、すべてが不足」 震災教訓に警察OBが支援組織」

https://www.asahi.com/articles/ASRCZ74H5RCYUNHB001.html

朝日新聞については、小欄(1121日)で紹介した「ひと」欄による報道もありました。

〇河北新報①(講演会開催前の法人設立に関するもの)「災害発生 警察OB出番です 宮城県警元本部長らNPO設立 教訓生かす 現役活動を後方支援」

https://kahoku.news/articles/20231124khn000076.html

〇河北新報②(講演会に関するもの)「警察OBの災害時支援NPO 都内で講演 震災体験披露」

https://kahoku.news/articles/20231127khn000065.html

〇共同通信配信①(講演会開催前の法人設立に関するもの)「退職の警察官ら、災害で後方支援」「NPO設立、ノウハウを伝授」

産経新聞、日本経済新聞、東奥日報等でキャリーされた模様です。

https://www.sankei.com/article/20231124-BJ3LUQVCZVIXDCVZEZEJGTBNP4/ 

〇共同通信配信②(講演会に関するもの)「震災時身元確認 教訓時代へ伝承」「岩手・宮城の当時捜査1課長 東京で講演会」

岩手日報等でキャリーされた模様です。URLは発見することができませんでした。

2023年11月21日 (火)

朝日新聞「ひと」欄

本日付の標記記事において、大変ありがたいことに、私のことを取り上げていただきました(警察謝恩伝道士として、というよりも、NPO法人災害時警友活動支援ネットワーク代表理事として)。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15797704.html?iref=pc_rensai_long_50_article

このコラムは、昔からかなり訴求力の強いもので、さっそく各方面からメッセージが寄せられました。

出来立てほやほやの当法人ですが、何とかこれをきっかけに、知名度を上げていきたいと願っております。

それにしても、書き手のI記者は、小欄でも何度かご紹介した方ですが、改めてスゴイ人だと感じました。ありがとうございました。


			

一般財団法人浩志会

11月7日に標記団体(官民の人材の資質向上と相互理解の促進を図る官民交流会組織)の研究会員勉強会で講演をいたしました。

私自身も、その昔、研究会員だったのですが、今の若いメンバーははるかにまじめに研究テーマ(=今年は『「個」の時代に「公」を育むには』という難しいものでした)に取り組んでいるという印象を受けました。

講演の内容としては、東日本大震災当時の宮城県警による各種活動をご紹介する「定番」メニューに加え、先日小欄でご紹介したNPO法人災害時警友活動支援ネットワークの設立の狙い等にも触れました。

幸い、若干のインパクトを与えることができたようで、「非常に心に沁みる話が多かった」、「当時の辛い記憶を思い出したが、記憶を呼び起こすことも『次のための教訓』と感じた」といったご感想をいただきました。

また、講演終了後に、「組織として「公」の役割を果たすときに、メンバーの自己犠牲(我慢)を強いることは許されるのか、本人が納得していればそれでよいのか(例えば、大震災のときに、家族が死傷したり自宅が損壊したりしていても、業務に従事させるのは、はたして妥当なのか)」という非常に厳しいご質問(ご指摘)も頂戴しました。正直、答えには全くなっていないのですが、「自己犠牲の極致状況で頑張っている職員に対し、せめて、制度の許す範囲内で、最大の金銭的補填を事後的に行うよう努めた」旨の回答をしました。

東日本大震災のような極端非常時における、しかも警察のような特殊組織の状況から、「個」と「公」の均衡点を見出すのは逆に極めて難しいと思いますが、改めて、当時の組織管理者として至らない点ばかりだった(あそこまでの自己犠牲を強いずに済むような手立てを講じることができなかった)ことを痛感いたしました。

そういう意味でも、逆に本会から貴重な機会をいただいた思いです。誠にありがとうございました。

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