2017年12月 4日 (月)

和歌山講演

1117日に和歌山で講演しました。和歌山は南海トラフ巨大地震等への対策が非常に進んでいる県であり、しかも署長会議における講演でしたので、正直、少し気後れしましたが、非常に熱心に聴いていただき、和歌山にお邪魔して本当に良かったと思いました。

和歌山については、2点触れておきたい点があります。

1つは、JR特急「くろしお」です。今回、新大阪から和歌山まで(往復とも)この特急に乗ったのですが、実は新宮や白浜までずっと紀伊半島の海岸沿いを走っていく列車なのです。そして、この特急の座席ポケットには、旅行案内や買い物案内の代わりに、何と、津波の際の緊急避難要領(多言語表記)が入っていました。しかも、出入り口付近には、避難用はしごが備えてあり、乗客の素早い行動を促していました。さすが和歌山!と感服した次第です。

もう1つは、県警の取組です。毎月5日を「災害に備える日」に設定し、各種対策を確認・実施しているほか、津波避難啓発用映像DVD「より高く!より早く!!」(住民役として地元の方々が登場するもの)を県警として制作し、自治会などに貸し出しを行っているそうです。この点にも強い感銘を受けました。

こういった状況は、機会を見て、他の地域にも伝えて生きたいと強く思いました。

2017年10月26日 (木)

暴力団追放宮城県民大会

一昨日(10月24日)午後、仙台市青葉区の電力ホールで開催された暴力団追放宮城県民大会において講演をしました。

演題を「6年前を振り返って~暴排条例と大震災」とし県暴条例の施行が6年前の4月だったことから始め、無理やり?大震災の話につなげました(もちろん、暴力団員による復旧事業への労働者派遣のケースなども引用し、当時の暴排の努力についても説明しました)。

今までに経験のない900名ほどの大聴衆(しかも当時の関係者多数)を前にして、少し緊張しましたが、何とかやり終えました。

河北新報やNHKローカルニュースでも取り上げていただいたので、少し面映い気持ちです。それより何より既にOBになられた方々を含め、当時一緒に仕事をした県警職員多数にお会いできたのが一番の収穫でした。

2017年10月16日 (月)

警察人生ソネット⑨

悩みは尽きねど また明日!

人は誰しも 弱き者 仕事や家庭で悩むもの
何ゆえうまく行かぬのか 何ゆえかくも辛いのか
鬱々として慨嘆し 深酒すれば 眠れずに
人や世間を恨みつつ 悩みを深める夜長し

嘆き・恨みを重ねれば 悪循環に陥りて
運の女神に見放され 更に不幸となるばかり
悩みはゼロにできぬとも 元気になれるフレーズを
口癖にして唱えるなど コツを覚えて対処せん

ブルーなときは 日の下で運動をして入浴せん
酒は飲まずに 平らかな心を保つ曲聴かん
夜明けが来ない夜はない 明日は明日の風が吹く
かく信じつつ 取り敢えず 布団をかぶり寝てしまおう

心身の状態により 悩み事 大きくもなり 小さくもなる
健全な生活習慣 維持すれば 悩みも悟りのきっかけになる

(季刊現代警察第154号より)

松江警察署

10月13日(金)、お招きをいただき、島根県松江警察署で講演をさせていただきました。
前泊し、島根県警の懐かしい知己の皆様とも親しく懇談できたので、非常に有意義な機会でした。

島根に参上するのは、約30年ぶり2回目でしたが、初日に拝観した足立美術館、2日目に眺望を得た宍道湖、松江城の美しさは、いずれも非常に印象的でした。

今回の講演で想定外だったのは、事前に送付(メール添付)したパワーポイント・ファイルが実は不完全だった(壊れていた)ことです。60画面分のところ、20画面分しか着いておらず、しかもPDFでしか読めない状況だったようです。いつも講演前に動作確認する癖はつけているのですが、直前に会場でこういう事態に遭遇しても、リカバー手段がなく、お忙しい中、せっかく本部からも含めて多数の方に来ていただいているのに、私の不手際で誠に申し訳ないことをしたと深く反省しているところです。関係の皆様には改めて心よりお詫び申し上げます。

災害対策では想定外を最小限に!などと知ったようなことを言っていながら、こういう体たらくでは全くいけません。ファイル添付メールが先方に着いた段階で、ファイル状況の確認を入れるとか、万一に備えてバックアップをUSBメモリーで持参するとかの対策を講じておくべきでした。講演の方は、何とか形はつけましたが、冷や汗ものでした。この教訓は、今後に絶対生かすつもりでおります。

2017年10月10日 (火)

交通関係2団体

9月8日に関東トラック協会事業者大会、10月6日に山形地区安全運転管理者協議会で、それぞれ講演いたしました。いずれも、交通事故防止等の面で、警察に多大なご協力をいただいている団体です。

交通関係ですので、7月のシンポジウムの際にも触れた「物流」の重要性については、若干強調してお話いたしました。また、東日本大震災の際に若干の問題も生じた緊急通行車両確認標章の件も、私なりに解説させていただきました。

後者は、平成24年の防災基本計画の修正により、自治体との間で輸送協定を締結した民間事業者等の車両については、標章交付のための事前届出制が適用されることとなっております。この運用等により、大災害発生時の標章交付が円滑に行われることを切に望んでおります。

大震災の際の交通警察官の頑張りにも言及させていただきました。今でも、がれきの粉塵もうもうたる交差点(信号滅灯中)で、黙々と交通整理をしていただいた全国の交通警友の姿が目に焼きついております。改めて、関係の皆様に感謝申し上げたいと存じます。

この2回の講演では、昔お世話になった多くの方々とも再会できました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

2017年8月 1日 (火)

災害図上訓練用カード教材(解説)

手間や時間をかけずにすぐやれる!想像力を高め、災害に備えよう!

この点をモットーにしたカード教材をようやく制作することができました。

災害対策(特に図上訓練)の面で、DIG(Disaster Imagination Game: 災害イメージトレーニング)がここ数年関係者から注目されていますが、本カードは警察版DIG用の教材として作成いたしました。

全体がすべてカード式となっており、訓練用のシナリオ作成の手間を省略することができます。この教材を用いた災害図上訓練により、「その時」に少しでも備えることができるとすれば、望外の喜びです。

教材作成の過程で貴重なご助言をいただいた関係の皆様と、制作・販売代行の株式会社立花書房に改めて心より感謝申し上げます。 

災害図上訓練用カード教材(写真)

Photo

2017年7月14日 (金)

シンポジウム

7月5日に警察政策学会のシンポジウムがありました。テーマは「災害対策の現状と課題~東日本大震災及び熊本地震への対応を踏まえた災害応急対策における今後の課題~」で、講演者・パネリストとして参加しました。

講演者・パネリストは全部で5名で、他の方々は内閣府審議官(防災担当)、熊本県危機管理監、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表、 警察庁災害対策室長でした。

私は「東日本大震災への対応を振り返って」と題した講演(25分)を行い、その後のパネルディスカッションにも参加しましたが、収穫の多いイベントでした。

特に、関係機関の連携が焦点の一つになったのですが、皆様が「顔の見える関係」を重視する発言をされたので、僭越ながら「我が意を得たり」という思いを抱きました。詳細はいずれ学会誌「警察政策」に掲載されると思います。

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2017年6月21日 (水)

警察人生ソネット⑧

心を込めて言葉の発受をしよう

言葉の力は摩訶不思議 聞く者すべてを元気付け
あるいは心を凍らせる いずれも言葉のなせる業(わざ)
一度発した言の葉は 再び 無にはできぬゆえ
よくよく考え口にする習慣付けをすべきなり

組織で仕事をする者は 語るのみでは不十分
相手の立場を尊重し 気持ちを同じくせんとして
相手の言葉に聴き入るべし 絆は心で得るものなり
聴く言の葉は 我が言(こと)と とらえて共に大切に

言葉を選び話すこと 誠を尽くして語ること
腹の底から声を出し 気持ちを言葉に乗せること
相手の立場に身を置いて 親身に話を聴き取ること
いずれも 言葉の霊妙さ 信じて実行すべきなり

幸いなり 言葉を心で受ける者 言葉を大事に発する者は 
話すコツ 聴くノウハウはあるけれど 最後は心の誠が決め手

(季刊現代警察第153号より)

警察人生ソネット⑦

道を外さない工夫をしよう

かくも多くの職員が 欲・快楽に目がくらみ
道を外して地獄行き この現実をいかにせん
幽体離脱の要領で 自分を外から観察し
愛車のように「運転」する姿勢の保持が大事なり

特に男性職員は 女性に魅かれ 我忘れ
良からぬ思いを抱くのが 不幸の始めと知るべきなり
世間の認める方法で 早めに伴侶を決めるが良い
後は「脇目」を封印し 家庭大事に生きるが良い

「飲む・打つ・買う」を始めとし この世の快楽多けれど
この職選びしプライドで 敢えて異なる道歩む
その生き様こそ 幸福をもたらすものと知るが良い
華美・贅沢を慎みて 質実剛健 目指すが良い

人は皆魔が差すものだ その時は妄想のみにとどめるが良い
危ないと自分で兆しを感じたら そこでとどまる勇気を持とう

(季刊現代警察第152号より)

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