2018年6月 4日 (月)

宮城一高

先月22日に宮城一高「社会人講演会」で講演しました。
体育館で、全校生徒約840名(+先生方と若干の保護者の皆様)を前にして語るというのは、全く初めての経験であり、少し戸惑いましたが、何とかこなしました。

今回は、進路指導やキャリア学習の一環ということでしたので、定番の東日本大震災時の宮城県警活動状況だけではなく、 志を立てよう!(=自分はこうありたい、こうなりたいという大きな夢や高い目標を持つ)、志を持続しよう!(①目指す方向の維持、②巡航速度の維持=習慣の力、③自分を元気付ける→他人を助ける)」といった話や、「 決断・選択のコツ:大きな決断であるほど→直感的に!積極的に!大胆に!迅速果敢に!、小さな選択であるほど→慎重に!時間をかけて!熟慮!他の選択肢を意識!」といった話もしました。

最後に生徒代表お二人から花束とおみやげ物をいただき,感激いたしました。校風なのでしょうか、司会や機器設定等も生徒さん方がやっておられた(旧女子高なので今でも女子生徒が圧倒的に多い)ので,非常に好ましい印象を受けました。高校なのに普段の授業が1時限55分という点も、すごいことだと感じました(80分以上の講演を我慢して聞いていただいたのも、成程という感じ)。 昔懐かしい購買部があるのも,いいなあと感じました。今お世話になっている会社にも、宮城一高出身者(+子女が通っている職員)は結構おられるようで、意外なところで「旧一女で講演されたそうですね」と言われて驚いたりもしています。

ということで、大震災から8年目となっても、まだお声がかかっております。大変光栄かつ有難いことであり、一つ一つの機会(まさに一期一会)を大事にしながら、精一杯務めてまいります。

 

2018年5月 9日 (水)

その後の講演等

しばらく記事を書いておりませんでしたが、その後2月にNTTグループ群馬安全衛生大会、東北管区警察学校、3月には弘前文化センターで、それぞれ講演や講義を行いました。

企業の方、市民の方を含め、好意的なご反応をいただき、大いに励みになりました。災害からの安全安心に対する関心の高さをうかがい知る機会にもなりました(特に弘前市FMアップルウェーブの防災ハンドブックは、非常にクウォリティが高いと感じ入りました)。

その間、大震災発生から8年目に入り、大震災に関するメディア報道頻度も少し減った気が致します。(これと軌を一にするかのように、警察謝恩伝道士への講演ご依頼も、「一段落」状態になってしまいました…)

これが万が一にも大震災の記憶・教訓の劣化につながる現象であるとすれば、残念なことです。引き続き、微力ながら、自分に何ができるか模索してまいりたいと存じます。

2018年2月16日 (金)

札幌講演

2月1日に北海道警、2日に北海道庁で講演しました。前者は本部の教養セミナー、後者は「地域防災マスター」(防災経験のある警察・消防・自衛隊・行政機関のOBをはじめ、各地で防災活動に取り組んでいる方々を認定する北海道の素晴らしい防災制度)に対する研修という位置づけでした。
事後的にご感想等をいただいたのですが、ある警察官からの「セミナーの後、もしもこんなことがあったらと想像し、考え、調べることが増えました。同僚、家族と震災の話や今後災害が起こったときの話をすることも増えました」とのメールを見たときは、うれしい気持ちになりました。また、地域防災マスターの皆様からも、「警察官の心意気に感銘を受けました。同様の気持ちで防災マスターとしての役割を努めていきます」、「やはり現場にいた人の話は迫力がある。伝道師としてがんばってもらいたい」など、数多くのご感想をいただき、今後の強い励みになりました。つたない話でしたのに、このように熱心に聴いていただいた皆様方に、改めて厚く御礼申し上げます。
それにしても、北海道は本当に広く、災害発生時の対応にも物理的な距離の壁があるということがよく分かりました。千島海溝巨大地震も懸念される状況で、皆様のご苦労いかばかりかと、ただただ拝察申し上げる次第です。

2018年2月 5日 (月)

警察人生ソネット⑩

やはり「誠実」が一番だ!

二度ない人生 大切にしようと思わば 実直の
姿勢を貫き 最善を尽くすことこそ大事なり
正しい努力の継続は 真の強さをもたらすと
信じて地道に歩む身に 天恵あるは必定なり

今日は昨日の我に勝ち より良い仕事を成し遂げん
かく念願し 実直に勉励努力 日々続けん
かかる態度は 必ずや 天地と人を動かすなり
至誠を貫く生き様は 豊かな実り もたらさん

器用に振る舞い 右顧左眄するも一つの術(すべ)なれど
「警察人生」太筆の楷書で書くのが理想なり
「至誠通天」至言なり 何事であれ 誠実に
取り組む者は 幸運や周囲の支援を得るものなり

「継続は力」なるゆえ ひたむきに努め続けることが肝要
「至誠にして動かざる者いまだなし」 実直道を極めるが勝ち

(季刊現代警察第155号より)

2018年1月22日 (月)

長崎・香川

112日に長崎、18日に香川でそれぞれ講演しました。いずれも、昔から良く知っている県警本部長からの直接の依頼に基づくものでした。

両県とも、聴いていただいた方々の意識が非常に高く、特に講演後の質疑応答で、本質を突いたご質問(メールを含む)をいただいたことが印象に残っております。また、在職中にお世話になった方々との再会の機会にも恵まれました。

発災後7年を迎えようとしておりますが、今年もこういう形で「警察謝恩伝道」活動を継続できることは大変ありがたいと痛感いたしました。両県とも、空路主体で参上しましたが、大きな遅れがなく無事に到着できたことも幸いでした。

2017年12月 4日 (月)

和歌山講演

1117日に和歌山で講演しました。和歌山は南海トラフ巨大地震等への対策が非常に進んでいる県であり、しかも署長会議における講演でしたので、正直、少し気後れしましたが、非常に熱心に聴いていただき、和歌山にお邪魔して本当に良かったと思いました。

和歌山については、2点触れておきたい点があります。

1つは、JR特急「くろしお」です。今回、新大阪から和歌山まで(往復とも)この特急に乗ったのですが、実は新宮や白浜までずっと紀伊半島の海岸沿いを走っていく列車なのです。そして、この特急の座席ポケットには、旅行案内や買い物案内の代わりに、何と、津波の際の緊急避難要領(多言語表記)が入っていました。しかも、出入り口付近には、避難用はしごが備えてあり、乗客の素早い行動を促していました。さすが和歌山!と感服した次第です。

もう1つは、県警の取組です。毎月5日を「災害に備える日」に設定し、各種対策を確認・実施しているほか、津波避難啓発用映像DVD「より高く!より早く!!」(住民役として地元の方々が登場するもの)を県警として制作し、自治会などに貸し出しを行っているそうです。この点にも強い感銘を受けました。

こういった状況は、機会を見て、他の地域にも伝えて生きたいと強く思いました。

2017年10月26日 (木)

暴力団追放宮城県民大会

一昨日(10月24日)午後、仙台市青葉区の電力ホールで開催された暴力団追放宮城県民大会において講演をしました。

演題を「6年前を振り返って~暴排条例と大震災」とし県暴条例の施行が6年前の4月だったことから始め、無理やり?大震災の話につなげました(もちろん、暴力団員による復旧事業への労働者派遣のケースなども引用し、当時の暴排の努力についても説明しました)。

今までに経験のない900名ほどの大聴衆(しかも当時の関係者多数)を前にして、少し緊張しましたが、何とかやり終えました。

河北新報やNHKローカルニュースでも取り上げていただいたので、少し面映い気持ちです。それより何より既にOBになられた方々を含め、当時一緒に仕事をした県警職員多数にお会いできたのが一番の収穫でした。

2017年10月16日 (月)

警察人生ソネット⑨

悩みは尽きねど また明日!

人は誰しも 弱き者 仕事や家庭で悩むもの
何ゆえうまく行かぬのか 何ゆえかくも辛いのか
鬱々として慨嘆し 深酒すれば 眠れずに
人や世間を恨みつつ 悩みを深める夜長し

嘆き・恨みを重ねれば 悪循環に陥りて
運の女神に見放され 更に不幸となるばかり
悩みはゼロにできぬとも 元気になれるフレーズを
口癖にして唱えるなど コツを覚えて対処せん

ブルーなときは 日の下で運動をして入浴せん
酒は飲まずに 平らかな心を保つ曲聴かん
夜明けが来ない夜はない 明日は明日の風が吹く
かく信じつつ 取り敢えず 布団をかぶり寝てしまおう

心身の状態により 悩み事 大きくもなり 小さくもなる
健全な生活習慣 維持すれば 悩みも悟りのきっかけになる

(季刊現代警察第154号より)

松江警察署

10月13日(金)、お招きをいただき、島根県松江警察署で講演をさせていただきました。
前泊し、島根県警の懐かしい知己の皆様とも親しく懇談できたので、非常に有意義な機会でした。

島根に参上するのは、約30年ぶり2回目でしたが、初日に拝観した足立美術館、2日目に眺望を得た宍道湖、松江城の美しさは、いずれも非常に印象的でした。

今回の講演で想定外だったのは、事前に送付(メール添付)したパワーポイント・ファイルが実は不完全だった(壊れていた)ことです。60画面分のところ、20画面分しか着いておらず、しかもPDFでしか読めない状況だったようです。いつも講演前に動作確認する癖はつけているのですが、直前に会場でこういう事態に遭遇しても、リカバー手段がなく、お忙しい中、せっかく本部からも含めて多数の方に来ていただいているのに、私の不手際で誠に申し訳ないことをしたと深く反省しているところです。関係の皆様には改めて心よりお詫び申し上げます。

災害対策では想定外を最小限に!などと知ったようなことを言っていながら、こういう体たらくでは全くいけません。ファイル添付メールが先方に着いた段階で、ファイル状況の確認を入れるとか、万一に備えてバックアップをUSBメモリーで持参するとかの対策を講じておくべきでした。講演の方は、何とか形はつけましたが、冷や汗ものでした。この教訓は、今後に絶対生かすつもりでおります。

2017年10月10日 (火)

交通関係2団体

9月8日に関東トラック協会事業者大会、10月6日に山形地区安全運転管理者協議会で、それぞれ講演いたしました。いずれも、交通事故防止等の面で、警察に多大なご協力をいただいている団体です。

交通関係ですので、7月のシンポジウムの際にも触れた「物流」の重要性については、若干強調してお話いたしました。また、東日本大震災の際に若干の問題も生じた緊急通行車両確認標章の件も、私なりに解説させていただきました。

後者は、平成24年の防災基本計画の修正により、自治体との間で輸送協定を締結した民間事業者等の車両については、標章交付のための事前届出制が適用されることとなっております。この運用等により、大災害発生時の標章交付が円滑に行われることを切に望んでおります。

大震災の際の交通警察官の頑張りにも言及させていただきました。今でも、がれきの粉塵もうもうたる交差点(信号滅灯中)で、黙々と交通整理をしていただいた全国の交通警友の姿が目に焼きついております。改めて、関係の皆様に感謝申し上げたいと存じます。

この2回の講演では、昔お世話になった多くの方々とも再会できました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

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